掉慢無明を捨離す
ISBN978-4-905508-04-5
仏陀に学ぶ脳と心 第五巻 阿山恭久著
仏陀に学ぶ脳と心の最終巻です。
一番最後に解脱すべき脳と心の仕組みは何か。
明解脱、すなわち阿羅漢に向かう条件を求めています。前世での満たされない思いを今生で必ず成就する、
人はこのために生まれてきます。
この生き方が苦を生じ争いを引き起こすのです。
満たされない思いの最強のものは何でしょうか。初心の修行者であってもこのことをを知っていれば、修行が早く進みます。
満たされない思いが輪廻転生を起こします。輪廻転生の仕組みを阿含経典によって知り、輪廻転生から脱出する道を求めます。
第二部は安那般那念法を使った因縁解脱の実践法を紹介しています。この部分は仏陀の解脱法の一番大切な部分です。安那般那念を正しく理解していないと解脱の最終段階へ進むことが出来ません。本書によって安那般那念の筋書きを知ったら、実際に安那般那念によって解脱を為している先達から中心技術を伝え聞くことが、実践の道を見つける近道です。
第三部ではお釈迦様の遺訓、自帰依・法帰依、自灯明・法灯明が伝えようとしていることは何かを分析しています。このことを正しく知って実践することが解脱に向かう大切な心の持ち方です。
目 次
まえがき 1
第一部 掉慢無明を捨離す 5
第一章 生死輪転を脱する 5
第二章 動物の心・人間の心 28
第三章 樹経から掉慢無明を知る 43
第四章 所取の法 大樹経に見る掉慢無明 65
第五章 掉慢無明を知って縁起の法を読む 79
第六章 四諦の法を読む 92
第七章 般若心経と掉慢無明 111
第八章 四念處と掉慢無明 115
第九章 五根と三昧正受 126
第十章 掉慢無明を捨離する 147
第二部 阿難経によって明解脱に向う 158
まえがき 158
第一章 微細住に住せよ 仏陀の教団に起きた大事件
第二章 脳と心の七つの世界 微細住とは 168
第三章 安那般那念を実践する前に 183
第四章 安那般那念とは 192
第五章 明解脱への道 阿難経より 223
(安那般那念、四念處から七覺分、明解脱を含む)
第三部 お釈迦様の遺訓とその実践 261
第一章 遊行経に見る遺訓 263
第二章 純陀経に見る遺訓 271
第三章 十六比丘経に見る遺訓 275
第四章 お釈迦様の遺訓 289
あとがき 298
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