無常の盛火を断じ盡くす ひの出版室

 

無常の盛火を断じ盡くす

 ISBN978-4-905508-03-8
仏陀に学ぶ脳と心 第四巻 阿山恭久著 

   

 第四巻では憂いや苦しみが滅した、阿那含まで向かう道を求めています。
 本書では解脱システムの全貌を知るために、盡智経、慚愧経に示された解脱の階梯を、関連する阿含経を引いて紹介してゆきます。 このなかでは、四念處・五力など三十七菩提分法を説いた阿含経も紹介していますが、三十七菩提分法を実践するには、仏陀の解脱システムの全貌が見えている方が良いのです。例えば四念處を実践するには、正思惟、正念正智、護諸根を心得ていることが必要です。解脱を成し遂げるとどの様な心の動きになるかも知っていることが大切です。
 本書では仏陀の解脱法を、手順を踏めば誰にでも実践できる当たり前のことと捉えてお伝えしています。

 燃える盛火となった憂いや苦しみを断じ盡くす道はあるのでしょうか。
 慚愧から、神通を開発し涅槃に向う、仏陀の渾身の説法を聞きましょう。

目  次

まえがき 1
第一章 無常の盛火を断じ盡くす 5
第二章 盛火を断ずる道 慚愧から涅槃まで 28
第三章 信を培う 48
第四章 正思惟 仏陀の智慧を身につける 54
第五章 正念正智 心に働きかける 74
第六章 護諸根 無上の根を修す 90
第七章 護戒 無常の色を滅盡する 112
(四念處について)
第八章 不悔と歓悦 有漏を滅盡する 137
第九章 喜・止・楽・定 三昧正受を知る 142
第十章 見如実・知如真 三世を知る 147
第十一章 厭・無欲・解脱 法次法向の完成 203
第十二章 慧解脱と倶解脱 神通への道 212
付記 唯精進のみ修習するも阿耨多羅三藐三菩提を得 239
第一節 精進  (四正断について)
第二節 力 (五力など)
第三節 欲に依って愛を断ず (如意足について)
あとがき  302


 

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