阿含経に読み解く般若心経
ISBN978-4-905508-02-1
阿山恭久著 仏陀に学ぶ脳と心 第三巻
般若心経のテキストには原初教団でお釈迦様が説かれていた解脱システムがそのまま示されています。般若心経を心を動かして読み上げると解脱に向うのはこのためです。
どのように心を動かすのでしょうか。一番大切なポイントは般若波羅蜜多を動かすことです。般若波羅蜜多とは何か。般若波羅蜜多のイメージを明解にします。
本書では、お釈迦様の時代にあった三界の概念にもとづいて、般若心経に示された解脱に向うシステムを読み解いています。三界は心の解脱を順に為し遂げて行く道筋です 。三界を理解しないと解脱システムが見えてきません。
色、
苦、
空、
阿耨多羅三藐三菩提、
そして般若波羅蜜多について仏陀の原初経典阿含経を引いて解説しています。いずれのテーマも般若心経の理解には 欠かせない大切な概念です。
空、阿耨多羅三藐三菩提、そして般若波羅蜜多については上の黄色のメニューをクリックすると解説している概要を知ることが出来ます。般若心経には誰にでも分ることが易しく説かれているというのが本書の主張です。般若心経のテキストを阿含経典と比較して読み解いています。
目 次
まえがき 1
序章 般若心経と阿含経の主題 苦からの脱出 6
第一章 脳と心の三つの世界 9
第二章 色とは何か 59
第三章 空とは何か 88
第四章 苦とは何か 125
第五章 五受陰は無常・苦・空・非我なり 145
第六章 阿含経に般若心経を読み解く 150
まえがき 150
~ 第一節 総説 苦から脱出する 152
~ 第二節 色界(意界)を制御する 色即是空 180
~ 第三節 欲界(無明界)からの脱出 諸法空相 195
~ 第四節 無色界(法界)からの脱出 無所得 226
~ 第六節 苦からの脱出 般若波羅蜜多の実践 257
終章 281
般若心経 口語訳(意訳) 282
あとがき 286
Copyright © 2012 Web Design Thinknet,Japan Ltd All Rights Reserved.