道を知る2 

ひの出版室 阿山恭久記す 

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平成29年8月17日(改訂10月20日)

秘密仏教の力を知る

 密教の秘密の力は、密教だけ実践していても分かるのが難しいものです。
秘密は、原始仏教すなわちお釈迦様の解脱法を学ぶようになって少しずつ分かってきました。
キリスト教について理解していることも役に立立つと思います。

 密教の修行者は、脳の中の情報が、密教の本の紙の平面上にはりついて、紙の平面から出られなくなっているのでしょう。脳の中を膨らみのある多面的な情報にすると秘密の力が見えてきます。

平成29年7月19日

不動明王様と愛染明王様

 不動明王様と愛染明王様は、無明の脳と心を明に変える力を授けて下さいます。

 不動明王様は、「動物の欲の無明」すなわち「我(が)」をなくす力を下さいます。無欲念を身につけて道を歩むのです。

 愛染明王様は、「愛(タンハー)を実現する執着」すなわち掉慢無明をなくす力を下さいます。「あふれるような慈愛のエネルギー」を脳と心に満たして世間に向かうのです。

 不動明王様と愛染明王様に、このように心を向けて、解脱の道を歩みます。
 不動明王様と愛染明王様は、一番大切な大きな解脱の力を下さいます。

 

平成29年9月8日

愛染明王様に入我我入

 愛染明王様に入我我入していますか。

 

平成29年9月18日

十三仏真言

 毎日一唱づつであっても長い間に大きな力になります。
 十三の仏様に、しっかり入我我入してお唱えするのです。
 ときどき文献を調べて、それぞれの佛様の御心を確認すると良いでしょう

 

平成29年8月18日

作法とは

 法とは何か。「字通」を引いてみると、
悪を為したとして神前で敗訴したものを、水の流れに捨て去るのだという。
 解脱の作業にあてはめると、脳と心にある悪不善の動きを罪と認めて捨て去るのです。脳と心を善い動きにします。

 作法とは 脳と心にこの動きを作りだします。

 
平成29年7月13日

般若波羅蜜多は慈愛のエネルギー

 般若波羅蜜多はもちろん般若心経のテーマです。

 般若はパーリー語では paññã であり、最高の智慧を表していると伝えられています。この paññã は、阿含経典では「慧」と漢訳されています。
 この「慧」について、本ホームページの「あふれるような慈愛のエネルギー」では、中阿含経 心経を引いて、「慧」は「慈愛のエネルギー」であると解説しています。

 この見解は、アビダルマ、大乗仏教など学問の世界には存在していません。お釈迦の原始仏教によって捉えたものです。「慧」が「慈愛」であるのなら、般若心経の「般若」も「慈愛」であることになります。

 般若を慈愛と捉えて般若心経を読むと、ここに全く新しい解脱の世界が浮かび上がってきます。今までよりずっと分かり易い解脱の世界です。

 では、「空(くう)」はどうなるのだ、とおっしゃるでしょう。「空(くう)」も見事に分かり易くとらえることができるのです。

平成29年8月28日

空(くう)

「空(くう)に三種あり」という。 
① 無自性の空(くう)(龍樹菩薩の空(くう))、 ② 縁起生の空(くう)、 ③ からっぽの空(くう)(ゼロの空(くう))、の三種です。 
 このことは、「仏陀に学ぶ脳と心 第三巻 阿含経に読み解く般若心経」に解説されています。
三つの中で著者は、「からっぽの空(くう)」が好きです。解脱した人の脳は「からっぽの空(くう)」であると感じているからです。

 解脱した人の脳は「慈愛のエネルギー」で一杯になっています。 慈愛以外のものは何も存在していない、つまりからっぽなのです。我(が)や憂悲悩苦はからっぽで何も存在していない。
 つぶやきのない脳はここから生じます。

 お釈迦様の時代の空(くう)は、アビダルマの時代になると分からなくなって様々に展開されてしまいます。難解な空(くう)はここからはじまります。
 

平成29年8月30日

空(くう)と解脱

 無自性または縁起生の空(くう)を悟っても解脱することはありません。  からっぽの空(くう)が身につけば解脱します。 

 

平成29年9月1日

空(くう)は抜群の行動力を生じる

 からっぽの空(くう)が身について解脱すると抜群の行動力が生じます。
 何故か。我(が)が無くなると行動を邪魔するものがなくなるのです。
 つぶやきのない寂滅した脳と心は、瞬時に動き出して行動します。。

平成29年9月13日

五無間罪

無間地獄に堕ちる五つの罪。
1 父母を殺す。
2 弟子阿羅漢を害する。
(阿羅漢に向かう弟子を克害する。)
3 聖衆を破壊する。
(お釈迦様の智慧と解脱法を学び修行するグループを壊す。)
4 佛に悪意を向ける。
5 如来の血を出す。

 
平成29年7月24日

入息と出息

 入息と出息は安那般那念法の言葉です。

 入息は脳と心を穏やかにし寂滅させます。
解脱が進んでくると脳と心は入息した状態になります。
 ところが世の中で活躍するときには、入息していると何も出来ません。この時には出息して活発な脳と心にするのです。
 入息を為せる人が出息をすると、とても大きく強い抜群の行動力と実践力を持ちます。

 出息が説かれているお釈迦様の解脱システムは完璧ですね。

 

平成29年9月28日

我(が)を四諦から知る

 我(が)を四諦の法門から知りましょう。
 苦を集めてしまうもの、それが我(が)です。
 四諦の法門の「集」の定義を思い出してください 。
 「當來有ある、愛貪喜倶へる、彼彼に於ける染着 」これが「集」です。
 つまり、「こうなって欲しいものがあって、その実現に執着している」というのです。
 人類の一番強い「こうありたい」と思う記憶、猿の時代の要求は、「自分を偉くみせたい」というものです。これが我(が)となって伝わっているのです。

 

平成30年1月14日 

仏陀の十号

如来 応供 明行足 善逝 世間解 

無上士 調御丈夫 天人師 仏 世尊

 

平成30年1月14日

我(が)を強めないように

「仏陀に学ぶ脳と心 第二巻 付記2」に「乗船逆流経」が紹介されています。瞑想が解脱につながるようにお釈迦様が説いて下さっています。

 

 

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