長沢オリゴ糖を購入したら、小柳津東京大学名誉教授による下記の分かり易い文書が添付されていましたので、ご紹介します。
小柳津先生によれば、
「長沢オリゴ」をお買い上げいただき、 ありがとうございます。
「長沢オリゴ」は大腸にいる酪酸菌のエサになる水溶性食物繊維です。
長沢オリゴを摂ると数時間後に酪酸菌が増え、酪酸が発生します。 酪酸が増えると大腸では数時間でTレグ細胞が増えます。 アレルギー抑制には大腸の酪酸菌 (酪酸)が重要です。
使用量の目安は
1日 10g(小さじ山盛り2杯)で、いつ摂っても構いません。摂るとすぐに酪酸菌が生育してガスを発生しますので、おならが増えます。これが気になる場合は、夜にまとめて飲むのがよいと思います。 主成分はニンニク、タマネギ、コゴボウ、アスパラガス、パナナなど多くの青果に含まれているもので、 極めて安全です。
花粉症の方へ
ほとんどの方が1日10g(小さじ山盛り2杯)を摂っていただくと劇的に症状が軽くなります。長沢オリゴを摂ると数時間後に大腸の酪酸菌が増え、酪酸が増えます。 酪酸が増えると大腸では数時間でTレグ細胞が増えますので、花粉症は抑えられます。酪酸はすぐに大腸で吸収されて大腸を動かすエネルギー源にもなります。
したがって、酪酸はすぐに消費されてしまいますので、常に大腸で酪酸が作られていなければ花粉症は抑えられません。
大腸で酪酸菌が増える量と作られる酪酸の量は人によって違いますので、効果も違ってきます。
大腸の酪酸を増やすためには、長沢オリゴの摂取量を増やしてください。1日約30gを数回に分けて摂ることをお勧めしています。
よくならない場合も数週間続けてください。
なお、抗生物質は酪酸菌を殺します。直近に抗生物質を摂っている場合はオリゴ糖を摂っても改善されません。抗生物質の飲用が終わってから摂ってください。
便秘と痔の方へ
「長沢オリゴ」は便秘にも効きます。また、軟便も改善します。非常にひどい便秘の場合はオリゴ糖では改善できません。これは大腸の動きが悪いことが原因です。 便秘対策で摂られる場合、1日10g以下(小さじ山盛り2杯以下)としてください。多量に摂ると大腸の細胞が元気になりすぎて、便から水分を吸収しすぎるため便が固くなります。痔は肛門周辺の炎症が原因ですが、 酪酸が体全体の炎症を抑えますので数日で改善されます。
便が固くなった方へ
長沢オリゴを摂ると大腸の酪酸菌が増え酪酸が作られます。 酪酸は大腸のエネルギー源になり、大腸細胞が元気になります。大腸は元気になるとよく動くようになり、便秘にはなりません。ところが、元気な大腸細胞は便から栄養分と水を吸収しますので、便は固くなります。ただし、便が固くなっても便秘にはなりません。
また、便から水が吸収されると便の量は少なくなったように感じます。
便が固ければ大腸が元気であるということを意味します。 逆に便が柔らかい方は大腸の吸収が悪いということです。野生動物の便はコロコロと固いものがでます。人とペットは軟らかい便がでます。摂取している食物繊維が少ないと便は軟らかくなります。
軟便気味の方へ
軟便ぎみの方は長沢オリゴを摂ると軟便が悪化することがあります。 この場合は、1日5 g (小さじ山盛り1杯)程度の量を1か月ほど摂っていただくと腸内フローラが安定し、より多く摂っても大丈夫になります。腸内フローラの変化には個人差がありますので、便の状態を確認しながら摂取量を調節してください。
その他の効果と注意事項
血糖値については、
大腸でオリゴ糖から作られる酪酸によりインスリン分泌促進ホルモンGLP-1の分泌が促進されることで、 空腹時血糖値が低下します。しかしながら、GLP-1 は食後血糖値の上昇を抑える効果はありません。 このため、食後血糖値が非常に高くなる方の場合、 ヘモグロビン Alcは下がりません。 食後血糖値が非常に高くなる方の場合、下記の当社プログにあります 「糖質制限食」の導入で A1c を下げることができます。
肌荒れについては、
1か月ほど摂取していると皮膚がつるつるになります。 皮膚の血流もよくなることから、冷え症も改善されます。粘膜も強くなることから、風邪やインフルエンザに感染しにくくなります。骨粗しょう症は1年ほど続けて摂取していると改善されます。これは、大腸で酪酸が生成されると、カルシウムが溶解することから起こります。
長沢オリゴの最も重要な作用は、
脳のセロトニンを増加させることです。これによりうつ病、自律神経失調症、睡眠障害、引きこもり、過敏性腸症候群などさまざまなストレスに由来する症状が改善されます。これは、酪酸の炎症抑制作用から起こります。
「長沢オリゴ」の作用メカニズムは
ホームページ http://nagasawaoligo.skr.jp/に、使用者の感想などはブログ http://cafe500-nagasawa.blog.jp/に、その他の健康情報は ブログhttps://ameblo.jp/cafe500-nagasawaに書かれています。
株式会社ニュートリサポート
東京大学名誉教授
小柳津広志
20220310