はじめに
釈尊は、19歳でヤショーダラーと結婚、跡継ぎとしてラーフラを授かる。その後29歳で出家し、35歳で成道された。仏陀となった釈尊は、当初、出家者を中心に布教伝道されたが、やがて在家の男性(優婆塞)、女性(優婆夷)にも解脱への道を説かれるようになる。
釈尊は、19歳でヤショーダラーと結婚、跡継ぎとしてラーフラを授かる。その後29歳で出家し、35歳で成道された。仏陀となった釈尊は、当初、出家者を中心に布教伝道されたが、やがて在家の男性(優婆塞)、女性(優婆夷)にも解脱への道を説かれるようになる。
当時、釈尊の説法は、対機説法により行われ、口語によるわかりやすい教えであったと思われる。文書化されるのは、おおむね釈尊滅後200年くらいのようである。 しかし、文書化され経典化された、部派仏教の時代になると難解で煩瑣な仏教哲学へと変容していく。やがて中国で漢訳され日本に到達した仏教は、言葉そのものが現代人の我々にはイメージできない難解なものとなってしまった。
阿山恭久師は、釈尊の解脱法は素直な心で接すれば易しいという。約2500年前に釈尊が説かれた解脱法を、現代人でもイメージしやすい言葉に翻訳してくださったのが、師である。例えば「法」は「真理、法則、存在」を現すとされているが、阿含経では「心癖」あるいは「プログラム」と翻訳した方が良いという。心癖あるいはプログラムとして阿含経を読み行くと、我々にもイメージ、理解しやすい解脱法として、新しい姿を現す。
阿山師は、『ひの出版室ホームページ』で「大光明」と「涅槃寂静」について、宗教の壁を越えて、下記のように呼びかけられている。
「大光明」(平成30年10月17日)『道を知る』)
「お釈迦様、ナザレのイエス、ヤハウェ、第二の仏陀、八幡大神、日本の神々、解脱に向かう修行者、衆生やあらゆる霊魂の心の中にある「あふれるような慈愛のエネルギー」、これが大光明です。
私達、一人一人からも大光明が照耀しています。一人一人が持っている大光明の照耀を強くしてゆくこと、これが求められている修行です。
50年前から私達は、このことを教わり、唱えてきました。
最近になって、私はやっとこれを理解し、ここに修行の目標があったことを知り、この実践に心を向けるようになりました。
大光明が何であるかをよく理解し、自分の脳と心から大光明を照耀することに大きなエネルギーを向ける様にしなければと自戒しております。」
「涅槃寂静」(平成30年8月30日(10月18日改定)『道を知る1』)
「命終する直前に脳は全てを思い出して自らをクリアし 涅槃寂静になります。 寂静になると強いエネルギー感と実践力をを持ちます。ただ、この作業は余りに辛く苦しいので、多くの人は途中でやめて輪廻転生してしまいます。生きている間の徳が薄いと余りに苦しいのです。
辛かった記憶や苦しかった記憶を順に思い出し、思い出した記憶は消滅して寂静に向かいます。毎日、般若心経と観音経を心を注意深く向けて読み上げていると消滅に向かうことができます。すべてが消滅すれば涅槃寂静に向かいます。
これが目的地です。
命終時の脳を生きたまま獲得することができるのでしょうか。 殆どの人は生きたまま獲得するのは難しいと思うでしょう。でも三年後には様々な宗教がこれを取り入れて解脱の成就に向かうことになると思います。涅槃寂静への成り立ちを誰かが言い出せばすぐに分かるからです。
これが目的地なのです。」と。
このホームページが、宗教の垣根を越えて、人類の至宝である仏陀の解脱法を学び、涅槃寂静を目指す人々の情報交換の場となれば幸いです。そういう意味で、ホームページのネーミングを「慈悲喜捨」とさせていただいた。
阿山師によれば、わたくし達人類には、「溢れんばかりの慈愛のエネルギー」がプログラムされているという。仏陀の「慧」である慈愛のエネルギーを顕現した新しい人類の出現が、今こそ渇望されている。合掌 5/6/2020 川口祐繁
お知らせ
2020/10/03 ご親族より、ご著書『仏陀に学ぶ脳と心』について、希望される方には無償で差し上げてほしいとの、ご要望を頂きました。ご希望される方は、配送料着払いでお送りしますので、メール(yhnkwgc@gmail.com)に、郵便番号、住所、お名前、電話番号を記載をしてお送りください。
なお、お願い出来るようでしたら、地元の図書館に『仏陀に学ぶ脳と心』を寄贈して、師のご著書を多くの方に接していただきたいと思います。ご親族も快諾していただいていますので、ご協力いただける方はその旨、メール(yhnkwgc@gmail.com)に追記をお願いします。川口祐繁
慈悲喜捨について(中村元博士 講談社学術文庫『慈悲』より)
阿山恭久師「ひの出版室」のホームページ(ミラーサイト)